新しい様式のRNA医薬品を開発するSwitch Therapeutics, Inc.へ出資

グローバル・ブレイン株式会社（以下、グローバル・ブレイン）は、グローバル・ブレイン8号投資事業有限責任組合（以下、GB8号ファンド）を通じて、Switch Therapeutics, Inc.（本社：米国 / 以下、Switch）へ出資を実行したことをお知らせいたします。

Switchは、新しい様式のRNA医薬品を開発している非臨床段階のバイオベンチャーです。Switchが独占的ライセンスを受けているConditionally Activated siRNAs (CASi) は、カリフォルニア工科大学、ハーバード大学医学部などのアカデミアや、米国国立がん研究所が指定する包括的がん治療センターであるCity of Hopeで開発された技術であり、Switchの名前のとおり、任意の細胞でのみスイッチが入り、遺伝子ノックダウン効果を発揮する新しい様式のRNA医薬品です。また、中枢神経系、特に脳深部への送達効率や、遺伝子ノックダウン効率、効果の継続期間といった様々な側面で、既存技術に対する優位性が示唆されています。現在は中枢神経領域で医薬品開発を進めており、製薬企業パートナーとともに他の疾患領域への進出を計画しています。Switchは2020年1月に創業し、グローバル・ブレインを含む投資家から資金を調達したのちステルスモードで開発を継続しておりましたが、シリーズAの資金調達完了に伴い、今回のプレスリリースに至りました。

グローバル・ブレインはSwitchの持つ技術の独創性、中枢神経系にとどまらない汎用性、実績豊かな科学者と経営者のチームを評価し、出資を決定しました。国内外の事業会社とも連携し、Switchの成長に貢献してまいります。