2024 年 9 月 17 日
⾃然界の法則に着想を得た新しいタイプの生成AI基盤モデルの開発を行うSakana AI株式会社へ出資
グローバル・ブレイン株式会社(以下、グローバル・ブレイン)は、運営するグローバル・ブレイン9号投資事業有限責任組合(以下、GB9号ファンド)、KDDI Open Innovation Fund3号(以下、KOIF3号)およびSMBC ベンチャーキャピタル・マネジメント株式会社と共同で運営する「SMBC-GBグロースファンド」を通じて、⾃然界の法則に着想を得た新しいタイプの生成AI基盤モデルの開発を行うSakana AI株式会社(本社:東京都港区 / 以下、Sakana AI)へ出資を実行したことをお知らせいたします。なお、KOIF3号については追加出資、GB9号ファンド、SMBC-GBグロースファンドは新規出資となります。本ラウンドでは、Lux Capital、Khosla Ventures、New Enterprise Associatesがリードしており、NVIDIAも参加しています。国内VCとしてはグローバル・ブレインが中心的役割を担いました。
Sakana AI は、進化や集合知などの自然界の原理を応用して基盤モデルを開発することを目指している日本発のスタートアップです。現状の⼤規模な生成 AI基盤モデル開発における計算量の増大という課題に対して、Sakana AIは基盤モデル開発の効率化、高度化、自動化のための新たな手法を生み出すことにチャレンジしています。
創業以来、現在のスタンダードな基盤モデル開発を真似するのではなく、次世代の生成AI開発に必要と信じるものを独自に追求してきたSakana AIは、2024年3月に『Evolutionary Model Merge(進化系モデルマージ)』と呼ばれる新たな基盤モデルの開発手法をリリースし、さらに同年6月にはLLMを使ってLLMをより効率的にトレーニングする方法も発表しました。その他、経済産業省やNEDOが主導する生成AI国策PJである「GENIAC」への採択などを通じ、日本にルーツを持つ世界レベルのAIラボとして、日本やアジアにおける重要な課題を解決するためのAIの開発を進展させることを目指しています。
グローバル・ブレインは創業者らの独創的なビジョンと技術力および創業来の研究実績を高く評価し、出資を決定いたしました。本出資を通じて、Sakana AIの事業成長に向けた多面的な経営支援・強化を行ってまいります。
Sakana AIについて
- 会社名
- Sakana AI株式会社
- 所在地
- 東京都港区西新橋三丁目24番8号山内ビル3階
- 代表者
- CEO David Ha
- 設立日
- 2023年7月
- 事業内容
- 生成AI基盤モデルの開発
- URL
- https://sakana.ai/
GB9号ファンドについて
- 登記上の名称
- グローバル・ブレイン9号投資事業有限責任組合
- 無限責任組合員
- グローバル・ブレイン株式会社
KOIF3号について
- 登記上の名称
- KDDI新規事業育成3号投資事業有限責任組合
- 無限責任組合員
- グローバル・ブレイン株式会社
- 運用総額
- 300億円
SMBC-GBグロースファンドについて
- 登記上の名称
- SMBC―GBグロース1号投資事業有限責任組合
- 投資対象
- ユニコーン企業への成長を目指すグロースステージのスタートアップ(全業種対象)
- 無限責任組合員
- SMBCベンチャーキャピタル・マネジメント株式会社グローバル・ブレイン株式会社
- 有限責任組合員
- 株式会社三井住友銀行
- 運用総額
- 300億円
グローバル・ブレインについて
- 会社名
- グローバル・ブレイン株式会社
- 所在地
- 東京都渋谷区渋谷二丁目17番1号
- 代表者
- 代表取締役社長 百合本 安彦
- 設立日
- 1998年1月
- 事業内容
- ベンチャーキャピタル事業
- URL
- https://globalbrains.com/