ペット向けのプレシジョンメディスン（個別化がんゲノム医療）のリーディングカンパニーであるOneHealthCompany, Inc.へ出資

グローバル・ブレイン株式会社（以下、グローバル・ブレイン）は、グローバル・ブレイン8号投資事業有限責任組合（以下、GB8号ファンド）を通じて、ペット向けにがんゲノム医療を展開するバイオテクノロジー・スタートアップのOneHealthCompany, Inc.（本社：アメリカ合衆国 / 以下、The One Health Company）へ出資を実行したことをお知らせいたします。

同社が提供するサービスFidoCure®は、イヌのがん遺伝子変異の解析と薬剤の選定を行うための最先端のプラットフォームです。独自の遺伝子検査と解析技術によって、イヌのがん遺伝子変異を高精度に特定し、ヒトで効果が実証済みの分子標的薬の中から最適な薬剤を処方することが出来ます。また、がん診断から予後予測、モニタリングまで実施可能なリキッドバイオプシー技術も開発しており、イヌのがん治療のトータルサポートを目指しています。

米国では毎年約600万頭のイヌががんと診断されるなど、一生涯のうち約3頭に1頭ががんを発症するといわれています。しかし、イヌのがんに対する治療法は主に化学療法であり、過去30年間変化がありませんでした。同社では2019年にFidoCure®を米国でローンチしてから、これまで3,000頭以上におけるイヌのがん治療の実績があり、世界最大規模のイヌのがんDBを保有しています。

グローバル・ブレインは、The One Health Companyのエビデンスに基づく研究開発力、優秀な経営陣、ペット向けがんゲノム医療の市場ポテンシャルを評価し、出資を決定しました。本ラウンドでは、Polaris Partners、Andreessen Horowitz、Y Combinatorなどの米国VCとのシンジゲートに参加しています。グローバル・ブレインは、国内外の製薬企業とのネットワークを通じて、The One Health Companyの事業成長に貢献してまいります。