2025 年 3 月 17 日
カーボンクレジットとデジタルモニタリング技術を開発するクレアトゥラ株式会社へ出資

グローバル・ブレイン株式会社(以下、グローバル・ブレイン)が運営する水素の森投資事業有限責任組合(以下、Niterra 水素の森ファンド)および東急建設-GBイノベーション投資事業有限責任組合(以下、TCIF)は、カーボンクレジットとデジタルモニタリング技術を開発するクレアトゥラ株式会社(本社:東京都港区 / 以下、クレアトゥラ)へ出資を実行したことをお知らせいたします。
クレアトゥラは「かけがえのない自然を次世代へ」というミッションのもと、カーボンクレジットの開発に取り組んでいます。森林・農業系プロジェクトをはじめとして、再エネ・省エネといった全般的なGHG(温室効果ガス)削減活動によるクレジット創出の実績を有し、2022年7月の会社設立以来、販売した累積のカーボンクレジット・再エネ証書の量はCO2換算で110万トンを超えています(2025年3月10日時点)。
世界的な気候変動対策への必要性が高まる中、グローバルでのカーボンクレジットの需要は拡大しています。日本においても、2026年度から排出権取引制度*の本格的な運用が開始され、市場の拡大が見込まれています。
同社は今回の資金調達により、フィリピン・パンガシナン地方で実施する水田のメタン削減プロジェクトのクレジット化を進め、東南アジア・国内でのクレジット開発を推進します。加えて、衛星データやIoTを活用したクレジットのデジタルモニタリング技術やトレーサビリティシステムの開発を通じ、信頼性の高いクレジットの創出に取り組みます。
グローバル・ブレインはクレアトゥラのプロジェクト開発力の高さ、当該領域での事業経験が豊富で優秀な経営陣、カーボンクレジット市場のポテンシャルを高く評価し、出資を決定いたしました。今後は、日本特殊陶業株式会社、東急建設株式会社と連携し、クレアトゥラの事業成長に貢献してまいります。
* 企業ごとのCO2排出量に「枠」を設定し、その排出枠の過不足を企業間で取引する制度
クレアトゥラについて
- 会社名
- クレアトゥラ株式会社
- 所在地
- 東京都港区赤坂四丁目15番1号赤坂ガーデンシティ 17階
- 代表者
- 服部 倫康
- 設立日
- 2022年7月4日
- 事業内容
- カーボンクレジットの開発、デジタル技術開発・提供
- URL
- https://www.creattura.com/
Niterra 水素の森ファンドについて
- 登記上の名称
- 水素の森投資事業有限責任組合(呼称:Niterra 水素の森ファンド)
- 投資対象
- 水素社会、炭素循環型社会を実現するための技術開発および一部サービス
- 運用総額
- 40億円
- 運用期間
- 10年間
- 無限責任組合員
- グローバル・ブレイン株式会社
- 有限責任組合員
- 日本特殊陶業株式会社
TCIFについて
- 登記上の名称
- 東急建設-GBイノベーション投資事業有限責任組合
- 運用総額
- 50億円
- 運用期間
- 10年間
- 無限責任組合員
- グローバル・ブレイン株式会社
グローバル・ブレインについて
- 会社名
- グローバル・ブレイン株式会社
- 所在地
- 東京都渋谷区渋谷二丁目17番1号
- 代表者
- 代表取締役社長 百合本 安彦
- 設立日
- 1998年1月
- 事業内容
- ベンチャーキャピタル事業
- URL
- https://globalbrains.com