メタバースプラットフォームを提供するクラスター株式会社へ追加出資

グローバル・ブレイン株式会社（以下、グローバル・ブレイン）が運営する、KDDI Open Innovation Fund3号（以下、KOIF3号）は、メタバースプラットフォームを提供するクラスター株式会社（本社：東京都品川区 / 以下、クラスター）へ追加出資を実行したことをお知らせいたします。KOIF3号からは2018年、2020年にも出資を行い、3回目の追加出資となります。

クラスターは、誰もがバーチャル上で音楽ライブ、カンファレンスなどのイベントに参加したり、友達と常設ワールドやゲームで遊ぶことのできるメタバースプラットフォームを展開しています。様々なデバイスから数万人が同時に接続することができ、これにより大規模イベントの開催や人気IPコンテンツの常設化を可能にしています。バーチャル空間におけるイベントやコミュニケーションの便利さ・楽しさを多くの人に提供することを重視し、高価なVRデバイスや高性能PCだけでなく、スマホから気軽にアクセスできることが特徴の一つです。「最も敷居の低いメタバース」を標榜し、実際に多くのユーザーがスマホで同社のサービスを利用しています。

また、UGCのプラットフォームであることも大きな特徴です。従来から熱量の高いユーザーが多くのワールドやアイテムを自発的に制作してきましたが、2022年にユーザーが自作したアイテムを売買できる新機能をリリースしました。アバターやアイテムなどの3DCGコンテンツのクリエイターは世界中に存在しますが、彼らがメタバースで稼げるクリエイターエコノミーの創出を企図しています。この取り組みは既に多くのユーザーに歓迎されており、リアルな世界とは異なるバーチャル経済圏のインフラとなることを目指しています。

クラスターは、メタバースという言葉が流行する前から本領域に取り組んでおり、これまでに様々な先進的な取り組みを成功させ、コロナ禍によるコミュニケーションの寸断という社会課題の解決に大きく貢献してきました。アフターコロナの世界においても、リアルとバーチャルの境界を取り払い、すべての人に居場所を提供する同社サービスの社会的意義は引き続き大きいと認識しています。

グローバル・ブレインは、クラスターの提供する新たなバーチャル体験の成長性、大企業や官公庁などとの多様な取り組み実績およびそれらを実現する独創的なビジョンと技術力を高く評価し、出資を決定いたしました。本出資を通じて、国内外を含む協業体制の構築など、様々なサポートを行ってまいります。