2025 年 2 月 6 日
スマートグリッド向けのイノベーティブなスマート変圧器とAIプラットフォームの開発・ライセンス提供を行うIONATE Limitedへ出資

グローバル・ブレイン株式会社(以下、グローバル・ブレイン)が運営する、日揮みらい投資事業有限責任組合(以下、JGC MIRAI Innovation Fund)は、スマートグリッド向けスマート変圧器の開発とライセンス提供を通じた電力最適化ソリューションを提供するIONATE Limited(本社:英国 / 以下、IONATE)へ出資を実行したことをお知らせいたします。
IONATEは、スマートグリッド向けの高機能変圧器『HIT:Hybrid Intelligent Transformer』の開発・ライセンス提供を行う、イギリス発のスタートアップです。従来型の変圧器が受動的な電圧変換制御に特化しているのに対し、HITは独自設計のコア・コイル配置や機器構造を採用し、さらにスマート制御システムを組み合わせることで、外部制御機器に頼ることなく各種電圧・周波数・力率のリアルタイム制御を行うことができます。これにより、従来型の変圧器に比べて、電力損失の軽減、送配電システム運用コストの低減、省スペース化が見込まれ、分散型電源の普及や電力制御容量の拡大、そしてグリッドシステム全体の効率向上に貢献できます。
グローバルで加速する再生可能エネルギーの普及拡大は、太陽光や風力等の発電方法の特性である電力変動をもたらしますが、世界中に張り巡らされた送配電網(グリッド)は従来技術のままであり、供給電力の品質低下リスクが増大しています。一方で、台頭する生成AIによりけん引されるデータセンターや半導体製造工場の規模拡大は、需要側の電力品質の要求レベルと負荷変動を増大させています。この品質のアンバランスに対するソリューションとして、定置型バッテリー等の電力ストレージに加えて、ソフトウェアを含むHITのような高機能な送配電システムへの期待が高まっており、市場が急速に拡大しています。
IONATEは、HITの革新的な発明を皮切りに、再生可能エネルギーや電力エンジニアリングの業界に精通したリーダーシップのもと、欧州をベースに製品開発と事業開発を精力的に行っており、将来的にはアジアを含むグローバル展開を目指しています。今回調達した資金により、IONATEは新製品の開発、電力制御AIの進化、製造パートナーシップの拡大とともに、ユーザーである配電会社、製造業企業、再生可能エネルギー発電会社やデータセンター運営企業への販売を加速していきます。
グローバル・ブレインは、IONATEのもつ類まれな技術力、知的財産ポテンシャル、再生可能エネルギーの本場欧州での実績、それらを成し遂げたリーダーシップを高く評価し、今回の出資を決定いたしました。本出資を通じて、再生可能エネルギーの加速度的な普及に一層貢献できるよう、支援を行ってまいります。
IONATEについて
- 会社名
- IONATE Limited
- 所在地
- イギリス ロンドン
- 代表者
- Matthew Williams
- 設立日
- 2019年
- 事業内容
- HIT(Hybrid Intelligent Transformer)の開発・ライセンス販売
- URL
- https://www.ionate.energy/
JGC MIRAI Innovation Fundについて
- 登記上の名称
- 日揮みらい投資事業有限責任組合
- 無限責任組合員
- グローバル・ブレイン株式会社
- 運用総額
- 50億円
- 運用期間
- 10年間
- 有限責任組合員
- 日揮ホールディングス株式会社、日揮株式会社
- 投資対象
- 安全・安心で持続可能な社会システムに関連したスタートアップ企業 / 日揮グループとの協業が見込めるスタートアップ企業
グローバル・ブレインについて
- 会社名
- グローバル・ブレイン株式会社
- 所在地
- 東京都渋谷区渋谷二丁目17番1号
- 代表者
- 代表取締役社長 百合本 安彦
- 設立日
- 1998年1月
- 事業内容
- ベンチャーキャピタル事業
- URL
- https://globalbrains.com