2017 年 5 月 18 日
テレイグジスタンス(遠隔存在)技術を活用したロボティクス技術とクラウド・データサービスを提供するTelexistence株式会社にリードインベスターとして出資

グローバル・ブレイン株式会社(本社:東京都渋谷区、以下GB)が運営する、KDDI Open Innovation Fund(以下KOIF)およびグローバル・ブレイン6号投資事業有限責任組合(以下GB6号ファンド)は、テレイグジスタンス(遠隔存在)技術を活用したロボティクス技術とクラウド・データサービスを提供するTelexistence株式会社(本社:東京都港区、以下TX Inc.)への出資を実行したことをお知らせ致します。
テレイグジスタンス(Telexistence/遠隔存在)とは、TX Inc.の創業者の一人でTX Inc.会長でもある東京大学名誉教授 舘暲氏が世界で初めて提唱した、人間が、自分自身が現存する場所とは異なった場所に実質的に存在し、その場所で自在に行動するという人間の存在拡張の概念であり、また、それを可能とするための技術体系です。
GBはTX Inc.の技術を高く評価し、KOIFおよびGB6号ファンドの出資者とともに、テレイグジスタンス技術の実用化により社会の生産性を向上させるというTX Inc.のミッション実現を支援してまいります。特に、2020年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会開催は、日本の技術を内外にアピールする絶好の機会となりますので、観光・インバウンド領域を含め、様々なシーンでのTX Inc.の技術採用に向け、サポートしてまいります。
■Telexistence(テレイグジスタンス)について テレイグジスタンスとは、遠隔のロボットを自分の分身として利用し人間を時空の制約を開放しようとする試み。1984年に世界で初めて東京大学名誉教授の舘暲博士によって紹介された。実際には、遠隔に置かれたロボットのセンサ情報をオペレータが受けながら、このロボットを制御することにより、遠隔におけるタスクを実行するマスター・スレーブ型のロボットシステムの形式をとる。人間型ロボットメカニズム、制御、視覚、聴覚、触覚のセンシング、人間の運動計測、人間への視覚、聴覚、触覚提示、データ伝送など、ロボット工学、バーチャルリアリティ、通信、ヒューマンインタフェース、認知心理学など多岐にわたる知識、技術、ノウハウが基となっている。
[caption id="attachment_1264" align="alignnone" width="600"] 写真:舘名誉教授がJSTの支援を受けて開発したテレイグジスタンスロボットTELESARⅤ[/caption]
Telexistence株式会社について
- 会社名
- Telexistence株式会社
- 所在地
- 東京都港区
- 代表者
- 富岡 仁 / Charith Fernando
- 設立日
- 2017年1月
- 事業内容
- テレイグジスタンス技術を活用したロボティクスとクラウド・データサービスの開発・販売
KDDI Open Innovation Fundについて
- 登記上の名称
- KDDI新規事業育成2号投資事業有限責任組合
- 無限責任組合員
- グローバル・ブレイン株式会社
- 運用総額
- 50億円程度
グローバル・ブレイン6号投資事業有限責任組合について
- 登記上の名称
- グローバル・ブレイン6号投資事業有限責任組合
- 無限責任組合員
- グローバル・ブレイン株式会社
- 運用総額
- 200億円程度
グローバル・ブレインについて
- 会社名
- グローバル・ブレイン株式会社
- 所在地
- 東京都渋谷区桜丘町10-11
- 代表者
- 代表取締役社長 百合本 安彦
- 設立日
- 1998年1月14日
- 事業内容
- ベンチャーキャピタル事業