2013 年 10 月 7 日

グローバル・ブレイン(GB)、アパレルウェブに産業革新機構「INCJ」と共同で出資

グローバル・ブレイン株式会社(以下「GB」)は、アパレル事業者向けITソリューション事業等を営む株式会社アパレルウェブ(以下「アパレルウェブ」)(東京都中央区日本橋、代表取締役CEO 千金楽健司)に対し、同社の今後の製品開発等に必要な成長資金として5,000万円を出資し支援を開始しました。

また、アパレルウェブは、株式会社産業革新機構(以下「INCJ」)(東京都千代田区、代表取締役社長 能見公一)に対しても同時に第三者割当増資を実施しました。

国内のアパレル市場は、人口減少に伴い徐々に縮小していく一方、東南アジアのアパレル市場は今後飛躍的に伸長することが見込まれます。こうした中、国内アパレル事業者は、いわゆるO2O(Online to Offline)を通じて顧客へ最適なマーケティングを提供し、国内需要を喚起することに加え需要の強い海外へも事業を展開することで、売上の増大を目指しています。
アパレルウェブは、アパレル企業500社以上と取引をしており、これらクライアントのEC、ソーシャルメディア、O2O戦略等を幅広く支援しています。これら個別のソリューションを統合し、アパレル事業者に対し総合的なITソリューションを提供しO2Oを活性化する事業「アパレルクラウド」を開始します。

また、シンガポールにあるアパレルウェブの子会社AWCG PTE. LTD.は、昨年よりシンガポールにおいて国内アパレル事業者の海外進出の足掛かりとなるセレクトショップ(JRunway)を開店し、当該店舗を橋頭堡としてアパレル事業者の海外進出を促進する事業を展開しています。今後、アパレルウェブは、東南アジア全域に活動範囲を拡大し、店舗展開のみならず様々な角度から支援を行うことで、国内アパレル事業者の海外進出を更に進展させます。アパレルウェブは、こうした事業を通じて国内・海外の枠を超えたオンライン及びオフラインでの統合的なソリューションを提供することを目指しています。

GBはアパレルウェブの持つアパレル業界に対する優れた知見とノウハウ、また経営陣の当事業に対するコミットメントを高く評価し、出資を決定致しました。これより、GBが持つクラウド関連事業者、通信事業者とのリレーションを活用し、アパレルウェブの企業価値を高める支援を行います。

アパレルウェブについて

設立日
2000年1月27日
代表者
代表取締役 CEO 千金楽 健司(ちぎら けんじ)
拠点
東京、大阪
事業内容
アパレル事業者に対するITソリューション事業、海外進出支援事業
URL
http://www.apparel-web.co.jp/

グローバル・ブレインについて

会社名
グローバル・ブレイン株式会社
所在地
東京都港区北青山3-2-4
代表者
代表取締役社長 百合本 安彦
設立日
1998年1月14日
事業内容
ベンチャー・キャピタル事業
URL
http://www.globalbrains.co.jp/
今回の出資ファンドについて
GBは、ニフティ株式会社(以下:ニフティ)と共同で運営をしているCVCファンド「WING」(登記上の名称:投資事業有限責任組合GB-Ⅲ)から今回の出資をしました。今後GBはニフティとの連携を強化し、アパレルウエブが行う製品開発に対して、「ニフティクラウド」の基盤技術の提供等の支援を通じて協業を促進していく予定です。

株式会社産業革新機構(INCJ)について

INCJは、2009年7月にオープンイノベーションの推進を通じた次世代産業の育成を目指して、法律に基づき設立された会社です。総額約2兆円の投資能力を有しており、革新性を有する事業に対し出資等を行うことで産業革新を支援することをミッションとしています。
INCJは、投資・技術・経営等で多様な経験をもつ民間人材によって運営されており、法令に基づき、当社内に設置している産業革新委員会にて、政府の定める支援基準に従って投資の可否の判断を行い、日本の産業革新に資する投資を実施いたします。
INCJでは、これまでに合計49件・総額約6,500億円の投資決定を発表しました。当面、環境エネルギーにも関連するエレクトロニクスやITの分野、バイオ・ライフサイエンス分野、水ビジネス等インフラ関連分野などにおいて、知財ファンドによる先端的な基礎技術の事業展開、ベンチャー企業等の事業拡大、技術等を核とした事業の再編・統合、海外企業の買収等による積極的な海外展開などに対してハンズオン投資を行ってまいります。

グローバル・ブレインの標章はグローバル・ブレイン株式会社の登録商標です。その他標章および商標名は各々の所有者に属します。