東京証券取引所と「第1回株式公開実践特別セミナー」を開催

2003年9月5日、株式会社東京証券取引所とグローバル・ブレイン株式会社の共催により、「第1回株式公開実践特別セミナー」を開催いたしました。当日は、上場審査の現場で活躍されてきた方から、実際の審査の方法や考え方について実例を交えた具体的な話が聞けるということで、多数のベンチャー企業の経営者や株式公開準備担当者にご参加いただき、会場は熱気にあふれました。

東京証券取引所
最近の新規上場の動向と上場審査について

株式会社東京証券取引所上場部新規上場サポート担当の白橋課長様から、最近の新規上場の動向について、マザーズを中心にご説明いただくとともに、マザーズ上場の際の審査ポイントについて、最近の事例も引用しながら、わりやすくお話していただきました。上場メリットや他市場との比較などの一般的なお話だけでなく、長年審査実務を担当されたご経験を生かして、実際の審査の方法や考え方などについて、実例を盛り込みながらわかりやすくご披露いただきました。

パネルディスカッション
「株式公開準備の悩みはこうして解決！」

セミナー後半では、参加者から事前に受け付けた質問を、GBならではの切り口で5項目にとりまとめ、問題解決のノウハウを交えて説明を行うとともに、白橋様とディスカッションを展開いたしました。項目は、求められる売上高・利益、公開準備の開始時期・関係者との関係、株式公開にかかるコスト、資本政策、内部管理体制を整備するための基本的な考え方など、公開準備段階で必ず直面する課題ばかりであり、参加者の意識の高さが伺え、ディスカッションも中身の濃いものとなりました。

今後も、東京証券取引所と、継続的にこのようなセミナーを開催していく予定であり、今回のような上場準備の開始段階のお話を中心にしたセミナーから、具体的な審査対応に関する個別セミナーの開催など多様な形態での開催を予定しています。