2010 年 9 月 3 日
クラウドサービスを活用した最新事例を紹介するセミナー「グローバル・ブレイン クラウド・ベンチャー・ナイト」を開催
グローバル・ブレイン(GB)は、平成22年9月3日（金）に、ニフティ株式会社と共催で「グローバル・ブレイン クラウド・ベンチャー・ナイト」を開催しました。
本セミナーは、ハンズオンベンチャーキャピタルであるGBがベンチャー企業支援に対する強い決意を表明すると共に、クラウドを活用して事業創造に取り組む先駆者たち自らが、ビジネスの最前線で行っている取り組みや最先端の技術事例を意欲的なプレゼンテーションを行うことで、相互情報交換を活性化し、当該市場の発展を目指すイベントとして企画されました。
当日は、記録的な残暑が報じられる中、約１００名のクラウド領域での事業構築を考えるベンチャー企業の経営者・技術者を中心に、大手ＩＴベンダー様、マスコミ、金融機関、官公庁等のご担当者にご出席いただきました。
グローバル・ブレイン株式会社 代表取締役社長 百合本 安彦
開会のご挨拶として、『最高のチャンスをＧＢと一緒に活かしませんか』と題して GBの日々の徹底した支援活動状況の紹介に加え、ワンランク上の成長支援を行うための取り組みとして、米国だけでなくアジアで活動するベンチャー企業のグローバル展開に対する支援体制の拡充状況やＥＩＲ：Entrepreneur In Residence(客員起業家制度）によるベンチャースピリットあふれる企業家の創業を支援する具体的な事例が示されました。
ニフティ株式会社 サービスソリューション営業部長 福西 佐允様
「なぜ今企業はクラウドを利用しなければならないのか？」
続いて基調講演として、福西様よりご講演を頂きました。ネットの世界では先行者メリットが大きく、一番になるのが大事であり、クラウドを活用することで、固定費をかけず、すぐに事業を立ち上げることができる。即時に使え、伸縮可能であり、変更・撤退が容易で更には運用が不要になる。これがニフティクラウドの真骨頂。こういった特徴を活かしアイデアを事業の形として短時間で具現化することが大切であるとご講演を頂きました。
クラウドベンチャー６組のプレゼンテーション
新進気鋭のクラウドベンチャー、６組がショートプレゼンテーションを行い、それに対し会場参加者の投票、優秀者を決定するというコンテストが実施されました。それぞれ工夫が凝らされたプレゼンテーションに対して、拍手喝采や笑いが絶えない大盛況のセッションになりました。
上段左から
- 『Trangram！電子デバイスとWebサービスを配線するクラウドサービス』 タングラム 衣川 憲治（キヌカワ ケンジ）様
実際に「Trangram」を使ったデモを行い、ワイヤーフリーの世界を実現する可能性を十分にお示しになりました。 - 『ソーシャルウェブと情報秩序』 浜本 階生（ハマモト カイセイ）様
「Blogopolis」の紹介と、浜本様が考えるソーシャルウェブへの取り組み、考え方をお話くださいました。 - 『ソーシャルメディア時代のミドルメディアの可能性』 株式会社コムニコ 代表取締役 林 雅之（ハヤシ マサユキ）様
埋もれてしまいがちなサイトをコムニコの提供するミドルメディアを活用して、アプローチする方法・事例についてお話くださいました。 - 『3Dシミュレーション活用によるオンラインでのインテリア販売の可能性とLivingStyleの取り組みについて』 株式会社リビングスタイル 代表取締役 井上 俊宏（イノウエ トシヒロ）様
デモピットでは開発中の最新3Dインテリアシミュレーションを披露いただき、多くの人が実際に体験しました。 - 『世界でたったひとつのオリジナルデザインの靴やドレスをオンラインで購入』 株式会社ブラケット代表取締役 光本 勇介（ミツモト ユウスケ）様
Shoes of Prey（靴）のサービスのご紹介とクラウド利用術についてお話くださいました。 - 『”読書”のスタイルを変えるソーシャルリーディングサービス、Qlippy』 株式会社スピニングワークス 代表取締役 白形洋一（シラカタ ヨウイチ）様
すべての電子書籍をソーシャル化するための取り組み、事例等についてお話くださいました。
グローバル・ブレイン株式会社 インキュベーション事業部
「出でよ、脱藩型ベンチャー！！〜GBと一緒に日本を洗濯しませんか？」と題しまして、坂本竜馬が活躍した幕末と閉塞感が漂う現状にはいくつかの共通点があること、そのように時代が動くときには大きなビジネスチャンスが生まれること、それらのビジネスチャンスを活かそうとする企業家に対してGBでは徹底した支援を行っていくことを宣言いたしました。
懇親会
ニフティが東京お台場パレットタウン内で運営するイベントハウス「TOKYO CULTURE CULTURE」にてイベントは開催されました。イベントハウスの特徴を活かして会場一体型のデモピットを実施。主催者、参加者との相互情報交換が促進されました。
セミナー終了後の懇親会では、食事や飲み物を片手に、プレゼンテータと参加者の皆様が一体となったデモピットによる活発な交流、意見交換がなされました。懇親会ではお料理としてGB支援先である清田産業株式会社様によるお肉料理が振舞われ、美味しい食事が会話に花を沿え、大いに盛り上がりを見せました。
GBでは、今まで培ったベンチャーキャピタルとしての事業育成の経験と実績をベースとして、更に事業育成に必要なメニューを貪欲に追求します。提携パートナー様、ご支援先の企業の皆様と共に、国内最強のハンズオンベンチャーキャピタルを目指し、様々な事業展開を行っていく予定です。