ベンチャー経営者と大手IT企業担当者総勢120名が参加！「ベンチャー企業と大企業の提携戦略セミナー」を六本木ヒルズにて開催

2003年12月16日、グローバル・ブレイン株式会社主催、サン・マイクロシステムズ株式会社、並びに日本オラクル株式会社協賛による「ベンチャー企業と大企業の提携戦略セミナー」を、東京の新たなビジネス情報発信基地である六本木ヒルズにて開催いたしました。

当日は、ベンチャー経営者約70名、及び大手IT企業のベンチャー連携担当者約50名を加えた総勢120名の参加者にお集まりいただき、ベンチャーと大企業の提携戦略をテーマとして、熱い議論が繰り広げられました。

はじめに

グローバル・ブレイン代表取締役の百合本安彦から、今年の総括と来年のインキュベーション事業への方針について発表がありました。
特にITベンチャー企業の成長を促進させるために、大手IT企業との協業をさらに推進すると共に、ベンチャー経営者にとっての課題である人材の問題に関して、テンプスタッフ・グループとの提携による人材獲得支援の強化、証券取引所、主要証券会社、監査法人等との連携強化による株式公開支援強化、及びメディア企業との提携強化によるプレスネットワークの拡充といったベンチャー支援策が発表されました。

株式会社NTTデータ

株式会社NTTデータeBビジネスユニットeB商品企画担当部長村上雅春様より、「金融決済システムの最前線におけるNTTデータとベンチャー企業の協業について」と題して、メガバンク向けの新金融ソリューション開発に際してのベンチャー企業との提携をケーススタディとして、大企業との提携を成功させる上でベンチャー企業が強化すべきポイントとして「営業力」「管理力」「財務力」の三点の重要性と、これらを補完するインキュベーターの存在の重要性についてご講演頂きました。

テンプスタッフ・グループ

テプラック株式会社常務取締役岡田治幸様、並びにテンプスタッフ株式会社人材紹介事業部マネージャー大畑英俊様より、ベンチャー企業向けの人材供給プログラムに関するグローバル・ブレインとの提携プログラム「Global Brain & Tempstaff Alliance Program(GTAP)」に関するご紹介を頂きました。

人材業界No.1のネットワークとノウハウを活用し、例えばCFOや営業責任者等のベンチャー経営者が求めるコア人材の供給を、グローバル・ブレイン向けの特別価格で行っていくとの発表がありました。

サン・マイクロシステムズ株式会社

サン・マイクロシステムズ株式会社iForce営業開発本部本部長坂井俊朗様より「Startup with Sun Microsystems」と題して、新たな経営戦略である「スループット・コンピューティング」における今後の取組みに加えて、グローバル・ブレインとの協同インキュベーション・プログラム「SEAP」のご紹介と、グローバル・ブレインの支援先であるファイテック・ラボラトリーズ、並びにHIテクノロジーとの協業実績に関するご講演を頂きました。

日本オラクル株式会社

日本オラクル株式会社アドバンスト・ソリューション本部本部長堀亮一様より「日本オラクルの新規事業開発」と題して、モバイル、ブロードバンド、RFID、テレマティックス等の最先端分野における取組みについてご講演頂きました。
これらの分野における新規事業におけるベンチャーを中心とする企業との提携のケーススタディのご紹介や、オラクルが掲げる新たなコンセプトである「ユーティリティ・コンピューティング」における戦略についてお話を頂きました。

株式会社東京証券取引所

株式会社東京証券取引所にて公開審査の最高責任者を務められる常務取締役長友英資様より、株式公開を目指すベンチャー経営者に対して、株式を公開することの意味や心構え、さらに東京証券取引所における公開に関するサポート体制に関してお話を頂きました。

グローバル・ブレインは、株式公開実践特別セミナーの共催等を通じて、東京証券取引所とのコラボレーションを図っていき、ベンチャー経営者の皆様に株式公開に関する情報発信を引き続き行っていきたいと考えております。

グローバル・ブレイン株式会社

グローバル・ブレインより、「真のインキュベーターに求められるアライアンス戦略の支援体制とGBの取組みについて」と題して、サン・マイクロシステムズ、並びに日本オラクルに加えて、日本ビジネステレビジョン株式会社と立ち上げた協同インキュベーション・プログラムについて、その目的とベンチャー、パートナー企業双方にとっての意義、実績等について紹介を行いました。

また、ベンチャー経営者と大企業のベンチャー連携担当者に対して事前に行ったアンケートをもとに、「ベンチャー・大企業〜提携の真相」と題して、両者の提携戦略の成功要因についてのプレゼンを行いました。

ベンチャー企業にとって、大企業との提携を結実させるには、技術に加えて、商品やビジネスモデルとしての完成度が高いソリューションを提案していく必要があることや、大企業側もベンチャー並みのスピード感と意思決定の早さが求められるといった課題が浮き彫りになりました。

懇親会

セミナー終了後に開かれた懇親会では、衛星通信を利用した中古車オークションという斬新なビジネスモデルを構築し、東証一部上場後もベンチャースピリッツをばねに成長を続ける、株式会社オークネットの代表取締役社長藤崎清孝様に乾杯のご発声を頂き、参加者の皆様の間で活発なネットワーキングが行われました。

グローバル・ブレインでは、引き続きベンチャー企業と大企業の協業を活発化させるための支援体制の構築に務めると共に、同様のセミナーを継続的に開催していく予定です。

セミナー参加企業・団体

約70名のベンチャー経営者に加えて、下記のIT分野を中心とする大手企業・団体のご担当者にご参加頂きました。

アクセンチュア株式会社
伊藤忠商事株式会社
インテル株式会社
株式会社NTTデータ
株式会社NTT東日本
株式会社大塚商会
株式会社オークネット
サン・マイクロシステムズ株式会社
株式会社シーエーシー
テンプスタッフ株式会社
東京工業大学
株式会社東京証券取引所
東京大学先端技術研究所
トッパン・フォームズ株式会社
日本オラクル株式会社
日本システムウェア株式会社
日本ビジネステレビジョン株式会社
株式会社DTS
富士通株式会社
マイクロソフト株式会社
森トラスト株式会社

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