サン・マイクロシステムズと「第5回ベンチャー企業向け特別支援セミナーを開催」

2003年5月14日、サン・マイクロシステムズ株式会社とGBの共同主催によるベンチャー企業向け第5回特別支援セミナーを開催しました。今回は、大手企業とのアライアンスでいかにベンチャー企業の成長を加速化するかをメインテーマとし、日本最大のシステムインテグレータである株式会社NTTデータ様のビジネス開発事業本部決済ビジネス事業部e-banking商品企画担当部長の村上雅春様をお招きして『金融決済システムの最前線におけるNTTデータとベンチャー企業の協業について〜ベンチャービジネス協業ノウハウの事例研究〜』と題した特別講演を頂きました。村上部長からはNTTデータが組みたいベンチャー像の要件について具体的な事例に基づくご示唆を頂くとともに、GBのようなインキュベーターの役割と必要性について貴重なお話をいただき、参加者の皆様から「ここまで生々しい事例をお話いただけると思わなかった」、「大変参考になった」等、大変ご好評をいただきました。

NTTデータ

NTTデータの村上部長からは、ご自身が金融機関向けの決済事業においてベンチャー企業と協業されたご経験に基づくお話を頂きました。この中でベンチャー企業には「企画力」、「技術力」、「財務力」、「営業力」のバランスをとることを求めたいというご提案がありました。もちろんベンチャー企業がこれら全てを高いレベルで備えることは難しいのですが、一方で「ベンチャー企業だから技術力があれば営業や財務が弱くても仕方ない」と思うのか「4つの力を高いところでバランスさせるような経営をする」のかで実力に大きな差が出ることを痛感しました。また、「情報開示」、「ビジョンの明確化と人材育成」、「事業計画を達成するアクションプログラム」を具体的な要件として提示され、それらを整備するためのパートナーとしてGBのようなインキュベーターが必要であることをお話いただきました。さらに、激変するIT市場においてNTTデータにおいても品質、納期、コストを大きく改善するソリューションを求めており、それを実現するベンチャー企業とは協業を進めていきたいとのことでした。参加者の皆様にとっては、自社の経営内容を再確認するとともに大手企業との協業を進めていくためのヒントを多く含んだ示唆に富んだご講演だったと思います。

SUN

SUNの長尾様よりご挨拶とGBとの協業に関するご説明をいただきました。創業して20年になる同社が新たな飛躍のために、GBやベンチャー企業とのアライアンスを進めていくとのお話を頂きました。また、同社の関谷様から『Java Web Services 基盤ソリューション』のご紹介がありました。ネットワーク・コンピューティングをリードし続けてきた同社の真骨頂とも言えるJavaによるWebサービスに関するお話は、単にSUNのビジョンを示すだけでなく今後のネットワーク社会におけるビジネスチャンスに関するヒントを頂く良い機会だったと思います。今後、基幹系システムから家電、携帯電話、ICカードなど広い範囲での飛躍的な成長が考えられるWebサービス関連市場においてSUNとの協業により急成長する日本発ベンチャーが登場することが期待されます。

GB

『ベンチャー企業と大手企業のアライアンス戦略〜成功の秘訣〜』と題し、ベンチャー企業が成長するために大手企業とのアライアンスを実現、推進していくための具体的なポイントを説明させて頂きました。

GBではベンチャー企業経営者の皆様に有益なセミナーを今後も定期的に実施していく予定です。また、セミナー参加者の皆様のビジネスに貢献できますよう、ベンチャー企業と大手企業のアライアンスをサポートしていきたいと考えていますので、GBのサービスにご興味を持たれた方はお気軽にお問い合わせいただければと思います。